わんこの歯のお話

歯石取りをすると歯石が付きやすくなる?

2013.11.4  |  健康

「愛犬の歯石除去の施術をしたら、歯石除去の以前より、歯石がつきやすくなってしまった・・・」

ネット上で、飼い主様のこのようなお声をお見かけすることがあります。
これは歯石除去の施術により、歯の表面に細かいキズがついたことが原因です。

でもわんこの歯医者さんの歯石除去は、そのような心配はありません。
施術の最後に「ポリッシング」をおこなうことで、歯の表面をツルツルに整えるからです。

ただもちろん、ポリッシングをおこなっても、歯石が全くつかないわけではありません。
ご自宅での日ごろのケアは必要です。

 

■歯石除去をして歯石がつきやすくなるのは、歯の表面の「キズ」が原因

ご自宅やペットサロンで歯石除去をおこなう場合、「ハンドスケーラー」を使用すると思います。
ハンドスケーラーは、先が曲がった、針のようなとがった器具で、これで引っ掻くことによって歯石をとります。

ただそれだとどうしても、施術のあと、歯の表面に細かいキズがつくことになります。
キズがあると、歯垢がたまりやすくなるため、施術の前より歯石がつきやすくなってしまいます。

 

■わんこの歯医者さんでおこなう歯石除去の方法

◎人間の歯医者さんでも使われる機械を使用

わんこの歯医者さんでは、人間の歯医者さんでも使われる機械を使い、歯石除去をおこないます。
「超音波スケーラー」と呼ばれるもので、超音波の振動で、短時間に効率よく、歯石をとり除くことができます。
これを使うことにより、ワンちゃんへの負担を少しでも減らすことができます。

さらに細かい部分は、ハンドスケーラーを使い、ていねいに歯石をとります。

 

◎ポリッシングで歯の表面をツルツルに

でももちろん、超音波スケーラーでも、歯の表面にキズはできます。
キズをそのまま放置すれば、歯石は以前よりつきやすくなってしまいます。

そこでわんこの歯医者さんでは、歯石除去が終わったあと、「ポリッシング」をおこないます。
研磨剤を使用して、歯をすみずみまで磨き上げ、キズをなくし、歯の表面をツルツルに整えます。

ポリッシングをおこなうことが、わんこの歯医者さんでの歯石除去の特徴です。
キズのないツルツルの状態にすることで、施術以前より歯石がつきやすくなることはありません。

 

■でもご自宅でのケアは必要

ただポリッシングをしたからといって、歯石が全くつかないわけではありません。
ご自宅でのデンタルケアをおこなわなければ、やはりまた新しい歯垢がたまり、歯石がつくことになります。

無麻酔での歯石除去は、ワンちゃんへの負担が比較的小さい施術です。
しかしそれでも、ワンちゃんの体と心に、多少なりともストレスになるのは間違いありません。

ですから歯石除去は、できる限り「しない」のが、ワンちゃんのためには一番です。
そのためには、施術のあとは、ご自宅でのケアを見直し、歯石を再びつけないようにするのがおすすめです。

わんこの歯医者さんでは、歯石取りの施術後に獣医師がわんちゃんの性格やご自宅での様子、
飼い主様との関係を伺った上で、わんちゃんにも飼い主様にとっても
できる限り負担のかからないご家庭でのデンタルケアを方法をアドバイスさせていただいております。

もし今現在、ご使用中の歯ブラシやおもちゃ、ケア用品などがありましたら
ご来院時にお持ちいただければ、それらを使っての方法を実演しながら
わんちゃんにとっても楽しみになるような歯磨きを一緒に考えていければと思います。

・今の歯磨きのやり方に自信がない
・今はきれいだけど将来が心配

そんな飼い主様に対してのお電話、メールでの
歯磨き無料相談も行っております。

わんこの歯医者さん
お電話でのお問い合わせ:03-6435-1073(12:00~19:00)
メールでのお問い合わせ:info@sinaps.jp

お気軽にご相談ください。

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