愛犬の歯磨きを習慣化させるコツ
2013.11.21 | 生活
わんちゃんの歯についた歯垢は、3日ほどで歯石になり、歯にこびりついて取れなくなります。
人間の場合はこれが1ヶ月ほどかかりますから、わんちゃんの歯石はあっという間にできるんですね。
ですからわんちゃんも、人間と同様、歯磨きを継続的につづけることが必要です。
歯石は歯周病を引きおこし、わんちゃんの歯が抜けたり、内臓疾患になったりすることにつながるからです。
ただわんちゃんの歯磨きを継続的につづけることは、簡単そうに思えますが、実は意外にむずかしいものです。
ブログや日記などを始めようとして、3日坊主になったことがある人も少なくないのではないでしょうか。
わんちゃんの歯磨きをつづけるには、歯磨きを「習慣化」する必要があります。
そのためのコツをご紹介したいと思います。
■習慣化のコツその1・・・毎日やる
わんちゃんの歯垢が3日で歯石になることから、
「それでは3日に1回歯磨きをすれば良いんですか」
とご質問をいただくことがあります。
理論上はそうなりますが、実際には、3日に1回のことを習慣にするのはむずかしいものです。
習慣にしようと思ったら、「毎日やる」のがコツとなります。
「わんちゃんの歯磨きをしないと、気持ちが悪くて一日が終われない・・・」
そう思えるようになればシメたものです。
■習慣化のコツその2・・・決まった行動のあとにするようクセづける
わんちゃんの歯磨きを習慣化するには、それを飼い主様の生活サイクルにうまく組み込む必要があります。
そのためには、何か決まった行動のあとにクセづけることがコツとなります。
一番のおすすめは、ご自身が夜の歯磨きをしたあとで、わんちゃんの歯磨きをすることです。
「歯磨きつながり」になりますから、忘れることも少なくなるのではないでしょうか。
■習慣化のコツその3・・・わんちゃんのお口の写真を定期的に撮影する
わんちゃんの歯磨きを習慣化するのがむずかしいのは、
「わんちゃんのお口の状態を実感することがむずかしい」
ことも大きな理由になってきます。
自分の口ではありませんから、「すっきりした」「歯ぐきが痛い」などを、直接感じられないからです。
そこで、「わんちゃんのお口の中の小さな変化を、目で見て感じられるようにする」
ことも、習慣化のコツとなります。
1ヶ月に1回くらい、わんちゃんの歯と歯ぐきの写真を撮るようにしてみましょう。
写真を見て、「前月にくらべて歯ぐきの腫れがおさまった」とか、逆に、「前より歯石がついてきた」などがわかります。
それにより、わんちゃんの歯磨きの必要性をよりリアルに感じられるようになります。
写真を撮る際には、同じお部屋の同じ場所、同じ照明(明るさ)にするようにしましょう。
また写真をご家族といっしょに見て、それについて話し合うのも、はげみになると思いますのでおすすめです。